誰にも盗まれないもの

『2020年6月30日にまたここで会おう』
瀧本哲史

2012年東京大学で行われた講義をまとめた本書。
自分の頭で考えて、正しいと思った事にトライ&エラーを繰り返し、社会を変えていけ!と熱いメッセージがギュッと詰まった1冊。

この本を手に取った理由は鈴木光さんの著書『夢を叶える勉強法』で瀧本ゼミについて少し触れていて興味を持ったから。

本書の中でも特に印象的だったのが、人生は誰にも盗まれない武器になるという話で、「オーディオブックの事業をやる理由が、祖父が緑内障だから」それって盗めないですよね?って話で、自分の過去の成功や挫折は誰にも真似できないから、何かを始めるのに強い動機付けになる。
本に書いてあることは誰でも読むことは出来るからあまり価値がない、だけど自分しかしてない経験には価値がある。という話。

自分は大人になってから小麦粉が食べられなくなり、外食をすることが減った。
そんな経験からもっとアレルギーのある人に外食の選択肢が増えたら良いなとか考えている。
行動には映せてないけど、これって自分の武器なんだなって思いました。

何かに挑戦したくなるような熱い本でした。